2012年12月21日

久しぶりに掛かりつけの外科に行く。

 

久しぶりでもないな。そういえば5月にもちょっとした事故で車に轢かれたのだ。

アクセルとブレーキを間違えて勢いよく後退してくる車。

ボーっと車の後ろに立ってる俺。

車が小さくてよかった。脛のねんざだけで済んだ。

 

その時には若い先生に診てもらったのだが、今回は院長だった。

江戸っ子みたいな先生と言えばよいのだろうか。

とても口調が荒くて、怖くて、優しい先生である。

小学生の時にも診てもらったことがあり、そのあまりの恐さに、絶対怪我するもんかと心に決めたものである。

 

搬送先の病院では骨が折れているとの診断を受けていたので、再度レントゲンを撮る。

折れてないと言われた箇所が一番痛かったので、そちらもついでに撮ってもらう。

現像された写真を見て先生は、

「どこが折れてんだ!?」

と俺に怒鳴る。

「どこでしょう?」

困る。

ハッキリしない返事に痺れを切らした先生は、

「どこも折れてねえぞ!何を見たんだその医者は!?」

と俺に怒鳴る。

「どこでしょう?」

困る。

「心が折れました」

なんてうまいこと言ってる雰囲気でもなかった。